日本の各地点と昭和基地の日別オゾン全量月平均値の時系列推移(月次)

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日本国内に設けられた以下の5つの観測所と昭和基地において測定されています日別オゾン全量月平均値の時系列推移を確認します。データ出所はhttps://www.data.jma.go.jp/env/ozonehp/info_ozone.htmlです。

なお、2018年2月1日より前のデータは日代表値になります。Section 6 を確認してください。

1 観測所の所在地

2 時系列推移

Figure 1

3 ボックスプロット

Figure 2

4 基本統計量

  • 日別オゾン全量月平均値の観測所別基本統計量
  • 単位:m atm-cm
  札幌 つくば 鹿児島 那覇 南鳥島 昭和基地
Mean 357.75 311.93 283.37 266.04 265.44 276.31
Std.Dev 47.25 29.65 21.70 18.86 21.14 44.60
Min 276.00 253.00 237.00 219.00 219.00 137.00
Q1 312.00 285.00 267.00 250.00 247.00 256.00
Median 358.00 309.50 280.00 268.00 269.00 284.00
Q3 397.00 337.00 301.00 280.00 282.00 301.00
Max 488.00 392.00 350.00 304.00 307.00 432.00
N.Valid 768.00 818.00 529.00 574.00 252.00 633.00
Table 1

5 データテーブル

  • 日別オゾン全量月平均値のデータテーブル
  • 単位:m atm-cm
Table 2

6 用語の定義

地表から大気上限までの単位面積の気柱に含まれる全てのオゾンのことをオゾン全量といいます。観測されたオゾン全量は、1気圧、0℃として地表に集めた時にできるオゾンだけからなる層の厚さで示され、単位はm atm-cm(ミリアトムセンチメートル)またはDU(ドブソンユニット)で表記されます。 例えば、オゾン全量が300m atm-cmで観測された場合、大気中に含まれるオゾン全てを1気圧、0℃の地表に集めると3mmの厚さに相当するということを示します。

出典 : https://www.jma-net.go.jp/kousou/obs_third_div/ozone/ozone_toz.html

オゾン全量の月平均値の算出に用いる日別値は、2018年2月1日に観測機器をドブソン分光光度計からブリューワー分光光度計に変更したことにより、2018年2月1日より前では日代表値、それ以降は日平均値となります。日代表値とは、その日に行われた全ての観測の中で最も観測精度が高いと判断される観測値です。

出典 : https://www.data.jma.go.jp/env/ozonehp/ozone_monthave_tsu.html

ブリューワー分光光度計は、1973年にBrewerにより考案開発され、カナダ気象庁とトロント大学によって現形式が開発されました。屋外(全天候型)で精密な自動観測が可能な測器であることから、世界100以上の観測点で利用されています。

出典 : https://www.jma-net.go.jp/kousou/obs_third_div/uv/uv_bre.html

7 最終更新

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[1] "2025-09-10 17:00:05 JST"

8 R、Quarto、Package

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